SSブログ

数学嫌いの人のための数学  小室直樹

 そんなに数学が嫌いというわけではなかったけど、何となく気になって読んでみた。内容は数学というよりも、社会の成り立ちとかキリスト教の考え方とか思想の根本に関わることとか、もっと幅広い事柄だった。数学とキリスト教と論理とがこんな風に結びつくなんて。神との対立から論理が生まれ、数学を育てる。中国の議論とは根本的に方法が異なる。その論理と数学から資本主義経済が成り立つ。その論理が成立しにくい中国で資本主義経済がどれだけうまくいくかは分からない。とても読みやすく、なるほどそういうことだったのか、と納得することが多かった。高校の時くらいに教えて欲しかったなあ。そしたら苦手だった社会ももっと興味をもっていろんなことを勉強できたのに(今だから言える?)。

数学嫌いな人のための数学―数学原論

数学嫌いな人のための数学―数学原論

  • 作者: 小室 直樹
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。