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幸田文 [随筆]

どの作品もしゃきしゃきっとした語り口が気持ちよい。幸田露伴がどんな人だったのか、娘に対する教育がどんなものだったのかをうかがい知ることができる。掃除や料理に関しても、こんなふうにするのか、本来順序ってものがちゃんとあるんだな、と思う。今の人でちゃんと知っている人はほとんどいない(と思う)のは残念。近代化に伴って失われてしまった日本文化がたくさん描かれている。父親、弟の存在がこの人を作り上げている。小説にしてもこの人の生き方や考え方が大きく反映されていると思う。娘の青木玉や孫の青木奈緒も文章を書いている。まだ読んでいないけどいずれ読んでみたいと思う。

父・こんなこと

父・こんなこと

  • 作者: 幸田 文
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1967/01
  • メディア: 文庫


木

  • 作者: 幸田 文
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1995/11
  • メディア: 文庫


台所のおと

台所のおと

  • 作者: 幸田 文
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: 文庫


きもの

きもの

  • 作者: 幸田 文
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 文庫


おとうと

おとうと

  • 作者: 幸田 文
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000
  • メディア: 文庫


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コメント 2

masiko

はじめまして。
幸田文を検索してきました。
「凛」とした感じがすきです。
by masiko (2005-08-09 22:13) 

階 さと

こんにちは。幸田文の作品は色んな場面で日本を感じたり、女性の芯の強さを感じたりします。着物、お好きなようですね。私は着物はお正月くらいしか着る機会がありませんが、彼女の作品を読んだ後は着物を着たくなります。
by 階 さと (2005-08-10 19:01) 

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