庭仕事の愉しみ ヘルマン ヘッセ [随筆]
年取って、のんびり暮らすことができるような生活になったら、こんな暮らしもいいな、と思わせる随筆。日本ではちょっと風景が違うとは思うけど、ヘッセの詩と水彩画と一緒になって田舎の風景が頭に浮かぶ。自分で土いじりはほとんどしたことがないけど、親がしているのは時々見ていた。読んでいる間は土や草のにおいが漂ってくる気さえする。土や草のにおいは嫌いではないし、自然を好む日本人なら誰でも共感できる、園芸書というのとはちょっと違う哲学的なことも考えさせる随筆ではないかと思う。のんびり暮らすようになったらもう一度読み返したい。けど何十年後のことだろう?
2005-08-11 13:22
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