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学問のすゝめ  福沢諭吉 [教育]

「学問のすゝめ」は解説も含めいろんな本が出ている。文語文を読むのはちょっと理解しきれないところがあるかも、と思って、分かりやすそうなのを買って読んだ。実際分かりやすくてよかった。福沢諭吉ってやっぱりすごい人だったんだ、と今更ながらに感心する。あれだけ一方的に海外から色んなものを取り入れていて流されていた時代に、ちゃんと日本の誇るべきもの、西洋文化のおかしいところをちゃんと見ている。私学の精神というものはよく知らなかったが、なるほど、と思う。官の役割、私の役割、あるべき姿というものを示している。今の公務員も皆読むべきではないかしら。ただ、本文を読み終えたときの感想と、あとがきで慶応の実態?を読んだ後の感想はちょっと違う。福沢諭吉は結構いいかげんとか大雑把とか…。確かに、批判するときなど「ここまで言っちゃっていいのかなあ」と読んでるほうが余計な心配をしてしまったりするほど豪快なところもあって、まあそういうところが読んでいて面白かったりすっきりしたりするところでもあるけれど。今まで少し近寄りがたい存在だった人物像が、少し親しみの持てるものとなった気がする。

学問のすゝめ―人は、学び続けなければならない

学問のすゝめ―人は、学び続けなければならない

  • 作者: 福沢 諭吉
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本


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教育を問う [教育]

日本経済新聞に連載されていたものに修正を加えたもの。新聞でも一部読んで、考えさせられたので、単行本になっていたのを見て買った。大変読み応えがあった。教育についての色んな問題を思い知らされた。子供を持つ親にとっては学校は重大な問題。が、親自身にも問題があり、それが分からない親はもっと問題。単純には解決できないものであることを実感した。後半部分はいろんな学校の新しい試みが紹介されていて、こんな工夫もできるんだと感心した。教育現場だけの問題ではない社会問題が問われている。

教育を問う

教育を問う

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 単行本


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